「ノアは、すべて神が命じられたとおりにし、そのように行った。」
創世記6章22節
有名なノアの方舟(はこぶね)の聖書箇所を今日は青年たちと読みました。
改めて読むと、全長130メートルの木造船を重機のない時代に作れというのは、とんでもないオーダーです。
そもそもそのサイズの木造船を水に浮かせようとするなら、構造の設計など非常に高度な知識が必要とされるでしょう。
加えて、おびただしい動物たちを集め、かつ適切に船内で管理するのも不可能に近い事業ですね。
さらに、平地にこれだけの大きさの船を建造するノアの姿は、奇行そのものであり、世の人々からは大いに嘲笑われたのではないでしょうか。
しかし、聖書にはノアがどんなに苦労したか、どのようにこの空前絶後の事業を進めたかは一切書いていません。
ただ、「命じられたとおりにし、そのように行った」と一行でまとめられているのです。
私はここから、「できるかできないか」の問題ではなく、「するかしないか」の問題なのだな、と思わされました。
私にも神さまからしなさい、と言われているミッションがあります。
それを粛々と進めていけばいいのだな、と思ったことでした。