ちょうどそのとき、汚れた霊につかれた人がその会堂にいて、こう叫んだ。
「ナザレの人イエスよ、私たちと何の関係があるのですか。
私たちを滅ぼしに来たのですか。
私はあなたがどなたなのか知っています。神の聖者です。」
イエスは彼を叱って、「黙れ。この人から出て行け」と言われた。
マルコ1:23-25
今日入門クラスに来られた方と開いた聖書の箇所の一節です。
イエス・キリストの前に悪霊に取り憑かれた人が出てきたのですが、悪霊は「あなたは神の聖者です」と告白して助けを請います。
しかし、イエス様は即座に悪霊に命じて追放しました。
私は思うのです。私だったらどうだろう、と。
悪霊の告白は、宣伝効果としては抜群なのではないか、と。イエス様を妬んだり、批判したいと思っていた人たちも多くいたわけですが、悪霊による証言というのは凄みがあってインパクトがありそうです。
しかしイエス様は「黙れ」と命じました。悪霊の助けは借りないのです。
イエス様は、人類を救う働きをたった一人で完結されました。一切の混ざりものもズルもなく、生涯のすべてを愛と献身で満たしました。
そうでなければ、私達の罪の身代わりの十字架に欠けが生じるからです。
その愛に、改めて感謝したことでした。