8月のスウェーデンへの旅を、ストックホルム側で受け入れてくださった、エバ・ラーセン師のふりかえりが届きました。(英語版はこちら)
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数週間前、アーランダ空港にてミッショントリップに参加したみんなにさよならを告げました。ストックホルムへ戻る電車に揺られながら、本当にさみしく感じました。私たちが共にしたストックホルムでの濃い一週間。その後数日間、私は彼らがスウェーデンを訪問してきたこと、そしてそれが私たちにとって何を意味していたのかということを振り返ってきました。
何にもまして、私たちはどのようにして日本の教会がクリスチャンの新しい世代を育成しているのかという点について気づきを得ました。今回の旅は、一つの目的としてエキュメニア教会の歴史について学んでもらうということはあったにせよ、ただ見学して終わるものではなかったのです。今回の旅は「ミッショントリップ−宣教旅行」でもありました。私たちは、かつて日本に宣教師たちを送り出し、ほどなく「日本聖約キリスト教団」という自立教会の礎を築きましたが、今回は私たちが贈り物を受けることになりました。
最近頻発する災害による激しい試練の中にいる国から、青年たちはスウェーデンの教会を励ますためにやってきてくれました。
今二つの聖書箇所が示されます。
「それぞれが賜物を受けているのですから、神のさまざまな恵みの良い管理者として、その賜物を用いて、互いに仕え合いなさい。(中略) イエス・キリストを通して神があがめられるためです。」(第Ⅰペテロ4章10-11節 新改訳)
「私たちの兄弟であり、キリストの福音において神の同労者であるテモテを遣わしたのです。それは、あなたがたの信仰についてあなたがたを強め励まし、」(第Ⅰテサロニケ3章2節 新改訳)
証、賛美、分かち合い、笑い、そして夜更かししての交わりをありがとう。エキサイティングな卓球の試合、愉快なマジックショー、日本のダンス、お茶会や書道をありがとう。スコーグセン教会そしてノルマルム教会の、子どもも、若者も、大人も、あなたたちに出会って刺激を受けていましたよ。あなたたちがアービック(本部オフィス所在地)を訪問した時のエキュメニア教会やその本部のスタッフの人たちも同じです。
あなたたちのくれたエネルギーや信仰は本当に感激でした。私たちに親身に関わってきてくれたから、打ち解けて話すことができ、また違う文化を持っているのに、神様への愛を共にするということもできました。私たちはあなたたちにお会いして新たなことを学ぶことができ、そのことで本当に感謝しています。共に分かち合う中で成長していくものなのですね。
あなたたちは私たちに、祈ることや聖書を読むことの大切さも教えてくれました。「聖書読み」としての基本も、思い出させてくれました。私たちへの神様のご計画を尋ね求めながら、神様のみ言葉を学び、思いを巡らす、そういった「聖書読み」としての基本を。
サレムのおよそ1000年の歴史を持つ教会での祈りの時間に、アカペラで歌った賛美は強く印象に残っています。 (注釈:「目をあけて」を歌いました)。まるで、厚い石の壁の中に眠る何世代ものクリスチャン達によって詠唱されてきた讃美歌を、あなたたちが拾い上げたかのようでした。録音しておけばよかった。
もうひとつの思い出はスコーグセン教会での、あなたたちの子どもたちへの歩み寄りかたです。あなたたちの喜び、そして愛が、美しい交わりの下地をつくってくれました。あなたたちはスウェーデン語を話すことはできないのに。
三つ目の思い出は、ノルマルム教会でのスウェーデン人の若者との集会です。
「ブルケン(かくれんぼ)」をして遊んだり、音楽を一緒にしたりしたことなどなど、本当に楽しかった、でもなによりも、私たちの信仰についての分かち合いができたことが本当に良かったです。そして日曜礼拝に参加してくれたことは、本当に感謝なことでした。
濃い一週間でした。あなたたちは生粋の日本人でありながら、果敢に色々な活動に参加しましたね。そのエネルギーを尊敬します。でも最も美しかったのは、言葉や文化という壁を越えて、キリストにあって一つに結ばれて共に交わりが持てたことです。
すべてのホストファミリーを代表して言います。あなたたちをゲストとして迎えることができ本当に楽しかったです。
エバ ラーセン