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4月に着任したばかりの私にとって、スウェーデンへの旅行の引率で10日以上吉備教会を空けるということは、色々と不安なことではありました。
幸いなことに妻が説教や祈祷会の導きはできますから、まったくの無牧状態にはならないのですが、それでも様々な不安があったのは事実です。
ところが、帰ってきて、幾人かの青年たちと再会してみて驚きました。日常の仕事などは大変だったそうですが、その心は健やかそのものだったからです。
羊にたとえるならば、良い草を食べてつやつやしてた、そんな感じです。
「牧師がいなかったけれど、自分で聖書を読んでゆっくり思い巡らすことができました」と嬉しそうに報告してくれたりして。
いつの間にか、自分でご飯が食べられるようになったのだな、と感謝したことでした。
教会を空けて申し訳ない、ではなくて、教会から離れることで、各自が自分の成長を確認できる時となっていたことを喜んでいいのだ、と思わされています。
聖書は本当にすばらしいですね。確かに人を育て、変え続けるのですから。
「いま私は、あなたがたを神とその恵みのみことばとにゆだねます。
みことばは、あなたがたを育成し、すべての聖なるものとされた人々の中にあって御国を継がせることができるのです。」使徒20:32