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特別寄稿「おっちゃん」

ライター:まりも(シカゴ在住)

5月30日
 

 日本のK病院に通院してる時、付き添いと送迎をしてくださった牧師夫人二人に車椅子を押してもらいながら、病院の8階の「森」に行きました。一人の牧師夫人が「ここの病院は(何とかの)森があるんだってー」「へぇー、どんなのか行ってみましょう」ということで3階と10階と2階を行き来した後、8階の「森」にエレベーターで行きました。
 行って見ると、そこはなんとも素敵で沢山の木々が生えてて日陰を道に作り、小さな見晴らしの小屋や木陰のベンチがいくつかありました。
 

 「もし入院するんなら、ここなら癒されるなぁ〜」と思うような「森」でした。
 私たち3人がベンチに座り仲良く話をしていると、となりに60代くらいのひょろっとして、日に焼けた色黒の男性が腰掛けて、楽しそうに話しする私たちに話しかけてきました。
 教会の話をしていたからか、牧師夫人だと紹介したからだったか、忘れたが、「これから寄り合いに行くのかね?」など、聞いてきました。
 そして、ベンチに私と牧師夫人が座り、もう一人の牧師夫人は車椅子に座ってたので、「どうして車椅子なのか?」と聞かれ、「いえいえ、これはこの子のためのなのよ〜」と彼女がいつもの明るいアナウンサーボイスでお答えしていました。その方(以後おっちゃん)に腎臓病なんだと説明すると、「わしは腸のガンで放射線治療が辛いのじゃ」としかめっつらをしながら入院している理由を答えてくれました。おっちゃんによると10日間ほどの入院らしいですが、私はもっと長いだろうなーと思いました。そして30分ほどゆっくりしてから、さ、お昼食べに行くか!と立ち上がり(私は車椅子に乗り)、おっちゃんに「じゃ、おっちゃんまたね〜」とさよならをしました。
 おっちゃん、もっと話ししたそうだったなー、なんか神様の愛、求めてる感じだったなー、一緒に祈ってあげれば良かったなー、と後から後悔しました。
 

 私もその後、あの腸癌のおっちゃんがどうしてるか気になって、しかも一人だったから家族も来てなさそうだったな、と思いながら神様に「おっちゃんが早く退院できるように、おっちゃんの魂が救われますように、またおっちゃんと会えるように」と祈りました。
 

 そしたらなんと!
 6月に今度は別の牧師夫人に付き添っていただき、車椅子を押してもらいながらエレベーターに乗ると、そこにはあの「おっちゃん」が!
 以前牧師夫人が「おっちゃん、疲れてるのか、エレベーターでしゃがんでたねー」といってましたが、今回もおっちゃん、エレベーターの中でしゃがんで乗ってました。
 実は、お医者さんに会った後、今回付き添ってくださった牧師夫人に「何とかの森があるんだよ〜」と、あの森を見せてあげたかったのですが、最上階まであがったら、そこではなかったようで、結局二人で迷って、「しょうがないから諦めて帰ろうか」と言っていたところでした。
 そんなとこに、エレベーターであのおっちゃんに会ったので「おっちゃん、森、何階でしたっけ?」と聞くとおっちゃんは8階の森まで案内してくださいました🌟
 

 森の入り口は細かな石が敷き詰められた褐色のオレンジ色でしたが、そこをゴトゴトと車椅子を牧師夫人がゆっくり押してくれて、おっちゃんも一緒に森に出ました。どうやらおっちゃんはベンチのある見晴らし小屋で一緒に座っておしゃべりをしたそうでしたが、おっちゃんのしかめっつらでちょっと怖い人相に怯えたのか、となりの牧師夫人がおっちゃんに怯えているのが分かり、「おっちゃん、案内してくれてありがとね〜。」と言って、牧師夫人に、こっちにもあっちにも沢山大きな木が生えてるんだよ。ステキでしょ。と、話して道を進んでくと、おっちゃんは疲れたのか察したのか、もとの道を戻って病院にまた入って行きました。せっかくのおっちゃんと話して祈ってあげる機会だったのに、残念だったなーと私は思いました。
 

 その後、私は別の機会に一人でエレベーターに乗ることがあったのですが、なんとおっちゃんにまたまた遭遇‼️ おっちゃん❗️と声をかけ、また今度来るけど会えるように入院の部屋番教えて、と14階の何号室、と教えてもらいました。
 そして、その後2回も病院に一人で行く機会があったのですが、どれも疲れて、もう腎臓専門医、栄養士、脳神経、別の日は糖尿病専門医に、とハシゴした私はヘトヘトで吐き気と疲労で寝込んで、おっちゃんを探しに行くどころではありませんでした。
 

 そんなこんなで、シカゴに6月29に戻ってきました。
 その後もおっちゃんのために毎日のように「どうか神様、おっちゃんの魂を救ってください。あなたが教会へと導いてください。」と強く祈りました。
 

 その後、「おっちゃんどうしてるかな〜❓はたして退院したかな〜。家族もお見舞い来ないって言ってたけど、おっちゃん昔悪いことしたのかな〜」などと考えてると仕事に向かう朝、な、な、なんと、ダメ牧師の会長S牧師からこんな写真が!!(注:会長じゃないけど)

 なんと、M市での被災地コンサートにて「おっちゃん」にお会いしたらしい‼️しかも付き添ってくれた牧師夫人も写ってるではないか!

私がおっちゃんの魂を導いてください、と祈って、他でもないかの偉大な「ダメ牧」とこれまた偉大な牧師の奥さんに同じ県内で会うなんて。しかも一緒に写真を撮る🤳なんて…
 私は、神様のなさる働きに、心も体も震えて、仕事に運転中、全く集中できなかった。(危ない危ない危ない)
 牧師に詳しく話しを聞かせて!とせがむと、彼いわく、「おっちゃんとコンサートで会ってコンマリがお世話になりました〜って言っただけだよ」と。
 なんだ!クリスチャンの人のコンサートなんだから、もっと神様の話ししなかったのかよ!教会誘わなかったのかよ!と、ちょっとガッカリしました。(注:すまんすまん)

後からかの牧師夫人に詳細を訪ねてみると、「M町で『なんか見たことある人がいる〜』と思ったら、あの病院で会ったおっちゃんだったの!!6月29日に退院して、医療費が凄いかかったから、M市に引っ越してきたんだって。びっくりの再会だね!」と。
いえいえ偶然ではない、私はずっと祈ってたのだ。そしておっちゃんと顔見知りの牧師夫人に神様はまた出会わせてくださったのだ。
 てかおっちゃん.やはり退院が長引いたか。でも6月29日って言ったら私が羽田を出発した日。これも何かの偶然?

 とにかく、おっちゃん、良かった〜。M町でもコミュニティセンターにつながり、しかもなんとそこは私の友達と牧師夫人の知り合いが働いており、ここでも神様のステキな配慮が♪

 友達にはおっちゃんのこと詳しく話しておきました。


“神が何を望んでおられるか知りたいなら、遠慮なく、直接尋ねなさい。神は喜んで教えてくださいます。願い求める人には、神はいつでも惜しみなく、あふれるばかりの知恵を授けてくださるからです。そのことで、決してとがめたりはなさいません。 ただ、その場合、神は必ず答えてくださると確信して願い求めなさい。疑う人の心は、風に波立つ水面のように不安定なものです。そんな疑いの心では、主に何を期待してもむだです。”
ヤコブの手紙 1:5-8 聖書

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