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 教会学校に子どもが来ますように、というのは多くの教会の願いです。教会によってはCSと言ったり日曜学校と言ったりしますね。

 レギュラーの生徒が1名とか2名とかいう教会も少なくありませんよね。吉備教会もそうでした。

 昨年から次第に地域の子どもたちが放課後に遊びに来るようになりました。

 しかし、教会学校につながる子どもはほとんどいませんでした。理由は様々ですが、9時から10時までの一時間だけのプログラムという点にも理由があります。

 聖句を暗唱したり、聖書のお話を聞くためだけに子どもたちが教会に来ようと思うでしょうか。そう思うのは、イエス・キリストの愛が分かった子たち、クリスチャンの家庭に育ったような子です。

 お楽しみ要素の少ない一時間だけの教会学校に、新しい小さな友達たちは継続的に来るだろうか、と心配していました。

 しかし、彼らはずっと柔軟でした。誰も考えつかなった発想です。

 「8時から来てもいい?」と聞いてきたのです。

 そんなわけで今はほぼ8時ぴったりに来ています。そして、たっぷり一時間遊んだり、お手伝いをしたり、賛美の練習をしたりしながらエンジョイしています。先に暗唱聖句を覚えちゃう子もいたりして。

 私達が心配しなくても、自分たちで解決策を提案してくれるんだな、と思ったことでした。

 入れ物を用意するのは大人の仕事だと思いますが、その入れ物は子どもたちによって豊かに変えられていく柔らかさを持つべきですね。

 感謝。